第6回イシス神戸講演会

2月2日(土)に、神戸市青少年会館で、第6回イシス神戸講演会を開催しました。
武庫川女子大学大学院教授、兵庫県立神出学園長で、イシス神戸の代表も務めておられる、小林剛氏を、講師にお招きしました。
講演は、引きこもりの若者と、その親、家族が、どのようにコミュニケーションを拓いてゆけばよいか、というテーマで、
1 引きこもりの若者が、親や家族や、外の人と、コミュニケーションを絶っている心の内は、どのような状態であるのか
2 コミュニケーション不全の状態から、親、家族や周りの人は、どのように、引きこもりの若者とコミュニケーションを拓いてゆけばよいのか
3 引きこもりの若者とコミュニケーションを進める上で、どのようなことに留意すればよいのか
4 第3者がかかわってゆくことで、引きこもりの若者とコミュニケーションを拓くためには、どのようにすればよいのか
といった点について、お話しいただきました。
引きこもりの若者が、周りとコミュニケーションを絶っている心の内には、やり切れなさや絶望感があり、そのことを理解した上で、周りからの働きかけのしかたによっては、コミュニケーションが拓かれてゆく可能性がある、とのことでした。
コミュニケーションの意欲そのものが湧いてこないケースの中には、精神的な病理を疑ってみる必要がある場合も存在し、精神科対応が必要なこともある、とのことでした。
コミュニケーション不全の状態にある若者に対しては、周りの親や家族などが働きかけて、その状態を改善してゆく努力をすることが大切で、コミュニケーションの始まる基本は、家族からであることを強調されました。
引きこもりの若者とコミュニケーションを進める上で、留意することとして、ソフトな、婉曲なものの言い方をこころがけて、相手を傷つけないように配慮する必要がある、とのことでした。
第3者がかかわることで、コミュニケーションを拓くためには、親が講演会や、親の会に参加したり、訪問支援を利用して、親子関係を柔らかくしてゆく方法がある、とのことでした。
最後にまとめとして、親や家族としては、若者に対して、丁寧に対応し、信頼し、そして待つという勇気が、やがては、コミュニケーションを拓くことにつながることになるのではないかと思います、と話を締めくくられました。
(レポート:Y)

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